かに星雲

今朝は朝から良い天気で、夜も晴れましたので20㎝カセグレンで星雲を撮影しました。機材のご機嫌が良くなく前半はオートガイド調整で時間をつぶしてしまいました。

年初めなのでおうし座のM1(かに星雲)を昨日撮影して見ました。7000光年先の天体ですが、およそ1000年前の1054年に超新星爆発を起こして現在の姿になっています。爆発時は昼間も確認できるほど明るかったそうです。オリオン座のベテルギウスも寿命に近いのでいつ爆発するかわかりません。

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天の川

朝は月も出ていて良い天気でした。夕方、木星の撮影にチャレンジしましたが雲が多くものになりませんでした。

夜遅くは、晴れ間が広がりはくちょう座からカシオペア座にかけて天の川が見えました。

となりの銀河(M31:アンドロメダ銀河)もチョイ撮り。明るいので結構簡単に写ります。上の写真のカシオペア座の上にも写っています。

アフリカーノ Africano (C/2018 W2) も撮影してみました。明後日の26日頃に地球に最接近の様ですので、これ以上明るくならず尾も今の撮影機材では期待できないでしょう。でも、写真をよく見ると上の方にボヤっとダストが有るようです。

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ドーナツ状

米国のお偉いさんの対応でゴルフ場の周りをヘリコプターがぐるぐる回っているのを、以前紹介したflightrador24と言うアプリで見てみました。護衛も大変です。昨日の星雲の様です。。。

今晩は、薄曇りですが望遠鏡の調整にまた手こずりました。今回はオートガイドです。薄雲の状態ではキャリブレーション(補正調整)がうまくいかないようです。とりあえずメシエ天体のカウントを一つ増やしました(88/110)。

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自動ガイド

今晩も満天の星空です。望遠鏡にカメラを載せて星雲星団ツアーを行おうと思ったのですが、望遠鏡のアライメントがうまくいかず目的の星に自動ガイドしてくれません。2時間ほど確認しましたが駄目でした。。。結局手動でこと座の星に望遠鏡を向けて2個ほど撮影しました。環状星雲(リング星雲・ドーナツ星雲とも呼ばれる)は写真では結構明るく60秒の露出で十分で、かなり小さいですがかわいいです。M56は前回の球状星団シリーズに比べて小さめです。

明日は自動ガイド不能の原因を調査で一日が終わりそうです。

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球状星団 その2

5月7・9日に撮影したメシエ天体の球状星団です。M3はりょうけん座、M5はへび座、M10・M12はさそり座、M92はヘルクレス座でM13の横で輝いています。先日紹介したM13より一回り小さいですが、数万から数百万個の星の集まりは強烈です。()内は視直径です。月の視直径が約30′なのでその大きさが解るかと思います。

今晩も天気が悪く星空が見えません。月も月齢9になっているので星空撮影には向きませんが、夜遅くには木星・土星が昇って来るので、惑星撮影の準備でもします。

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初夏の球状星団

春のしし座・おとめ座の銀河団の季節がすぎて、初夏の星空は球状星団が多数見られ、夏の天の川の中には球状星団が沢山あります。北天で最大のヘルクレス座のM13を撮影してみました。距離 25,100光年・光度 5.9等・視直径 16.6′ で条件が良ければ肉眼でも見えそうです。球状星団はどれを見ても特徴が無く、これがMxxだと判断がつきませんので、まとめて撮影すると、後から整理がつかなくなります。

地球から見える最大の球状星団はケンタウルス座のω星団で、距離15,790光年・光度 3.7等・視直径 36.3′ です。自観測地からの最大高度が6.7°なので、見える可能性があるのでチャレンジしたいと思います。ちなみに昔グアムで撮った写真にω星団が写っていました。

初耳学: 星座の名前は、「ひらがな」か「カタカナ」表記です。

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ハート

からす座のNGC4038・4039アンテナ銀河(触覚銀河)と呼ばれる銀河を撮影してみました。上下に淡く触覚の様な銀河の腕が出ています。これは上下二つの銀河が衝突してできているといわれています。横向きで見るとハート型に見えます。また、下の銀河だけでもハート型に見えます。6,800万光年先の天体ですが、衝突という凄まじい事態になっています。

今日の月は雲がかかり寝ぼけた感じですが、飛行機が横を通過しました(左側の白い線と赤い線)。もう少し右を通過したら飛行機本体が写ったかもしれません。

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超新星 SN2019ehk

2019年4月29日に、おとめ座銀河団のM100に超新星SN2019ehkが16等星で発見されました。さっそく撮影してみたら写っていました。比べる写真が無く現れたのが良くわかりませんが情報から推定しました。今の光度は14等ぐらいでしょうか。4100万光年先の銀河で見えるので、大爆発したのでしょう。

今日の月は月齢4.5でした。

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Mitaka

星見里(ほくと)の会の例会で、国立天文台で作成された天文シミレーションソフト「Mitaka」のデモを見ました。操作方法が良くわからず、マウスとキーボードではコマンドが多く、ゲームコントローラで操作すると簡単なようです。宇宙旅行操作に、なれたら報告します。

ダウンロードはこちら

M83(うみへび座:南の回転花火銀河)に再挑戦しました。露出を1.5倍(180秒)にしてみましたので銀河の腕が浮き出ました。メシエ天体(110個)も85個までいきましたが、一つ一つを頑張って撮影していると数が稼げませんが、1天体30分は必要そうです。

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立夏

季節も立夏に入りました。近くの田んぼに水が張られ、カエルが「ゲロゲロ」とにぎやかに鳴きだしました。

先日、黒眼銀河(M64)を1年ぶりに撮影しました。

元画像は下です。複数枚撮影した画像の階調(トーンカーブ)を調整して淡い部分を浮き出します。ノイズが多くなるので、画像を重ねて(コンポジット)なめらかにします。この後、星雲部分を切り取り(トリミング)してコメント入れて出来上がりです。天文雑誌では数十枚重ねている写真を見ますが、今回は4枚ですのでまだノイズが多いです。

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