木星 Jupiter

太陽系の第5惑星。太陽系最大の惑星。

木星はアンモニアやメタンの厚い雲に覆われている。ガス型惑星
赤道に平行な何本もの帯線が走っている。暗く見える帯線を「」、
縞と縞の間にある明るい部分を「」と呼ぶ。
また、南半球の中緯度帯には、地球2個分に匹敵する大きさを持った「大赤斑」がある。
木星表面の温度は測定によると摂氏マイナス140度くらいである。

直径は地球の約11倍(半径 71,492km)
太陽からの距離 5.2026au (40光分)平均公転半径 778,412,010km​​​​​​​
自転周期は、赤道付近とそれ以外の緯度では異なる。赤道付近で9時間50分、それ以外で9時間55分程度
公転周期 11.86年
会合周期 398.9日

 

軌道長半径 5.2026au 公転周期 11.86年
軌道傾斜角 1.303° 離心率 0.0485
赤道傾斜角 3.1° 自転周期 0.414日
赤道半径 71492km 視半径 23.46″
質量(地球=1) 317.83 最大光度 -2.9等
平均比重 1.33 扁平率 0.0649
衛星数 ≧72(確定数) 会合周期 398.9日

 

ガリレオ衛星 Galilean satellites

イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを指す。直径はそれぞれ、3632 km、3138 km、5262 km、4820 kmである。公転周期はそれぞれ、1.76日、3.55日、7.16日、16.7日である。イタリアのガリレオ(G. Galilei)が1610年に観測して記録したことからこの名前で呼ばれる。
イオは、表面には氷はない
エウロパは、表面は氷に覆われている
ガニメデは、太陽系で最大の衛星である。氷に覆われている
カリストは、太陽系の衛星では、ガニメデ、タイタンに次いで大きな天体である。表面の氷は衝突クレーターに覆われている
 ガリレオ衛星のようすは、アメリカのボイジャー探査機やガリレオ探査機によってしだいに明らかになってきました。イオにはイオウや二酸化イオウからなる噴煙を 60〜300kmもの高さに吹き上げている活火山がいくつも発見され、天文学者を驚かせました。イオにクレーターが見あたらないのは、どんどん新しく噴出物が堆積しているためです。エウロパには表面の氷の下に液体の海があると考えられる証拠が見つかっています。ガニメデの表面からは地殻変動のようすが、また一方カリストでは地殻活動がまったくなくクレーターだらけであることがわかりました。

ガリレオ衛星_NASA.jpg

ガリレオ衛星:左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト 画像NASA