星 Star

 恒星(自ら光を発し、その質量がもたらす重力による収縮に反する圧力を内部に持ち支えるガス体の天体の総称)

見かけの等級別の星の数

見かけの等級 星の個数
-1 2
0 7
1 12
2 67
3 190
4 710
5 2,000
6 5,600
7 16,000

一等星

  星名 固有名 等級 距離 意味
1 おおいぬ座α星 シリウス -1.5 青白 8.6 焼きこがすもの
2 りゅうこつ座α星 カノープス -0.7 80 南極老人星
3 ケンタウルス座α星   -0.3 4.3  
4 うしかい座α星 アルクトゥルス 0 30 熊の番人
5 こと座α星 ベガ 0 青白 25 おりひめ
6 ぎょしゃ座α星 カペラ 0.1 40 めすヤギ
7 オリオン座β星 リゲル 0.1 青白 700 巨人の左足
8 こいぬ座α星 プロキオン 0.4 淡黄 11 犬の先がけ
9 オリオン座α星 ベテルギウス 0.4 500 わきの下
10 エリダヌス座α星 アケルナー 0.5 青白 80 川のはて
11 ケンタウルス座β星   0.6 青白 330  
12 わし座α星 アルタイル 0.8 16 ひこぼし
13 おうし座α星 アルデバラン 0.8 60 後に続くもの
14 みなみじゅうじ座α星 アクルックス 0.8 青白 450 (星名を表す)
15 さそり座α星 アンタレス 1 500 火星の敵
16 おとめ座α星 スピカ 1 青白 350 穀物の穂先
17 ふたご座β星 ポルックス 1.1 35 ふたごの弟
18 みなみのうお座α星 フォマルハウト 1.2 青白 22 魚の口
19 はくちょう座α星 デネブ 1.3 青白 1800
20 みなみじゅうじ座β星 ペクルックス 1.3 青白 500 (星名を表す)
21 しし座α星 レグルス 1.3 青白 70 小さな王

 

色と温度

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ハーバード法による分類

  • O型:電離したヘリウム、高階電離状態の炭素・窒素・酸素などの線が現れる。
  • B型:強い中性ヘリウムや水素の吸収線が現れる。
  • A型:強い水素の吸収線と、金属吸収線が現れる。
  • F型:弱い水素の吸収線と、強い電離カルシウムのH・K線が現れる。
  • G型:F型よりも水素の吸収線が弱く、H・K線はより強い
  • K型:多くの金属吸収線が現れる。
  • M型:K型に、酸化チタン(TiO)の吸収帯が際立つ。

 この7種それぞれをさらに9段階のサブクラスに分け、合計63段階で表示される

光度階級

  • I型:もっとも直径が大きい恒星(超巨星)
  • II型:次に直径が大きい恒星(輝巨星)
  • III型:直径が大きい恒星(巨星)
  • IV型:巨星と矮星の間に当たる恒星(準巨星)
  • V型:矮星(主系列星)

 

二重星

こと座ε1、ε2 (ダブルダブルスター)
 こと座ζとベガとで小さな三角形をつくる星。肉眼では1つの星にしか見えないが、双眼鏡で二重星、小口径望遠鏡で四重星に分離できる。二重星(こと座ε1、こと座ε2)のそれぞれがさらに二重星になっていることから、ダブルダブルスターと呼ばれる。こと座ε1は5.2等星と6.1等星の連星系、こと座ε2は5.3等星と5.4等星の連星系を構成している。

α2CVn (りょうけん) コルカロリ Cor Caroli
 黄色の 2.9等星と紫色の5.6等星の二重星。小口径の望遠鏡で分離できる。全天で最も色の組み合わせの美しい二重星の一つ。

ιCnc (かに) かに座イオタ
 黄色の4.0等星と青色がかった6.6等星の二重星。小口径の望遠鏡で見やすい、色の組み合わせの美しい二重星である。

はくちょう座β1 アルビレオ、β2
 黄色い3.1等星と青い5.1等星の二重星。小口径の望遠鏡で分離でき、天上の宝石にたとえられるほど美しく見える。全天で最も美しい二重星の一つ。2つの星は連星系という説もあったが、天文衛星ガイアによる観測の結果、単なる見かけの重星と考えられている。

アンドロメダ座γ アルマク
 黄色の2.3等星と青色の5.0等星の二重星。連星系で、小口径の望遠鏡で分離できる。1778年にドイツのマイヤーによって発見された。はくちょう座のアルビレオ、りょうけん座のコルカロリとともに全天で最も美しい二重星の一つといわれる。

うしかい座ε イザール
 
黄色の2.6等星と青色の4.8等星の二重星。中口径以上の望遠鏡で、色の対比がたいへん美しい。ロシアの天文学者F.G.W.ストルーベが「最も美しいもの」と名付けたことから、プルケリマという愛称でも知られている。

おおぐま座ζ ミザール
 
そばにある4等星のアルコル(語源は「かすかなもの」)と肉眼二重星をなし、肉眼二重星の中で最も有名なものである。アルコルとミザールの間隔は満月の3分の1くらいである。アルコルは、アラビアで視力検査に使われていたことで知られる。また、ミザールには4等星の連星があり、小口径の望遠鏡で分離できる。さらにミザール自体が2つの星からなる連星(ミザールA、ミザールB)であることがわかっている。

ケフェウス座μ (ガーネットスター)