今日の空。午後からは雨が降ってきました。沖縄は5月5日に5日早く梅雨入りしているので、関東・甲信越は6月の頭頃でしょうか。

夜晴れないので、星空ナビゲータで星空解説です。春の星空では親子星座が見られます。おおぐま座とこぐま座、しし座とこじし座、冬の星座でもう沈みかけていますがおおいぬ座とこいぬ座です。
下図は5月8日20時頃の夜空です。

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今日の空。少し透明度が悪いです。月もコントラストが出ませんでしたが、今朝、下弦の月でした。
昨晩(5/3)に星空が見えてので、南の空を撮影してみました。ちょうど、おとめ座が南中する時刻でした。画像の上の左側が1等星のうしかい座のアルクツゥールスで、下側の1等星がおとめ座のスピカです。ソフトフィルターをかけていないので星が滲まづ、明るい星が浮き出ていないので、星座としてわかりにくいです。(中央上の線は人工衛星です)
おとめ座を星座線で結んでみると形がわかるのですが、スピカ以外は3等星以下で、線を結ぶのも難しいです。
星座絵で見てみるとスピカは左手に持つ麦の穂で右手は葉を持っている姿です。スピカは「真珠星」ともいわれ青白く輝いています。隣のうしかい座のアルクツゥールスは金色に見える「麦星」とも言われます。この二つの星を「春の夫婦星」と呼んでいて、60000年後には隣に寄り添う星となります。
今日は一日雨状態でした。
そろそろ星空案内の依頼がありそうなので「春の星座」の勉強をしました。
①まずは北の空の「北斗七星」から北極星を探しましょう。
②「北斗七星」の柄の部分を伸ばし1等星のアルクトゥールスを見つけさらに伸ばして同じく1等星のスピカを見つけましょう。この曲線を「春の大曲線」と呼びます。
③アルクトゥールスはうしかい座で、スピカはおとめ座です。
④「春の大曲線」をさらに伸ばすと4つの四角の星が見えます。これがカラス座です。
⑤視線をスピカに戻し右上の2等星デボネラ見つけ、アルクトゥールスに戻ります。これが「春の大三角」です。デボネラはしっぽの意でしし座の尾にあたります。
⑥さらに「春の大三角」の上の2等星(りょうけん座)を結べば「春のタイヤモンド」となります。
以上が春の星座のの目印になります。
今日の朝は雲がなく晴れていますが、春霞が始まっているようで少し霞んでいます。左側に見える北岳も雪が解けてきたようです。
八ヶ岳も雪も少なくなってきました。
今日の名のある星は、かに座のM44「プレセぺ星団」です。かに座の甲羅の中心にあり、肉眼で見るとボヤっと見ることができます。写真は双眼鏡(7度)で見た様子です。200mmの望遠レンズ(カメラEOS Ra)で撮影していますが縦画角が6.8度なので6.8度で切り取っています。画像切り取りにはPhotoshop Elementsを使ってみました。
かに座の探し方は、春の南の天頂付近に見えます。星座自体は暗いので1等星のふたご座のポルックス、しし座のレグルスの間で見つけます。
今日の空は素晴らしい青空になりました。
今晩は良く晴れていましたが、透明度が悪いです。沈みゆくオリオン座・おおいぬ座を、IDAS社の光害カットフィイルターLPS-D1を付けて(センサー前タイプ)撮影して見ましたが、広角レンズには向いていないようで周辺の星が放射状になっていました。写真は3枚コンポジットと地上形を固定するSequatorというソフトを使いましたが、この処理を前提に撮影していなかったので地上が元々流れています。
PS: Sequator ソフト(Ver1.6.0 )が日本語版になっていました。
今日のカルドウェル天体はうみへび座の木星状星雲C59 です。超新星爆発後のてんたいで青くてきれいです。大きさと形状が惑星の木星に見えて名が付いたそうですが、写真撮影では色が綺麗に出て目に見えます。海外では「目玉星雲(The Eye Nebula)」の愛称が有ります。