星雲・星団を撮影するための赤道儀が、オートガイダー(ASiair)に認識されないため、赤道儀のファームウェアを更新しましたが、手順をメモしたものが見つからなくなりました。オートガイダーに認識されたものの自動導入にはまだ至っていませんので、まだ何か手順が必要そうです。
低空を撮影する機会が多くなったので、望遠鏡にフードを付けました。CGE(幅広)規格のドブテイルバー用に、切り込みを広くしないと取り付けが不安定なので、改造しました。システムがほぼ整ってきましたので、後は星が見えることです・・・。
自動ガイド
27日に撮影したおとめ座銀河団の中のM(メシエ)天体です。薄雲が通過するような空だったので、ソフトフィイルターをかけたように星が滲んでしまいました。自動ガイドを試しましたが120秒では星が流れないことが確認できましたが、補正グラフが結構波打っていたので、目標300秒でエラー率が低いことを祈ります。
オートガイダーはZWO社製を選びましたが、スマート端末(iPad)で操作できるので大きな画面で確認できます。セットアップするまで四苦八苦しましたが、経過は後程まとめたいと思います。
ZWO ASiairは、ASIカメラ、フィルターホイール、赤道義を制御できるスマートWi-Fiデバイスです。撮影、オートガイド、天体位置解析などがスマートフォンやタブレットで可能です。 一眼レフでの撮影時に、PC不要の小型軽量オートガイダーとしても使用できます。
星降る夜空
久しぶりに星降る夜空が見えました。冬の代表星座のオリオン座・おおいぬ座が南アルプスに沈んでいきます。写真は、光害カットフィルター+ソフトフィルターを使っています。
Canonの広角レンズにリアフィルターフォルダが有ったのでLEEのポリエステル製ソフトフィルターを切り取って取り付けました。広角レンズでソフトフィルターをレンズ前面に付けると周辺の画像が流れていましたが、改善されています。
バイト先のさくらんぼは満開で、受粉作業中です。
さくらんぼ 開花 – Spherical Image – RICOH THETA
光害カット
光害カットフィルター「スターリーナイト:STARRY NIGHT」を購入してから、星空が見える日がなかなか有りません。今日は雲がある中試してみました。右が「STARRY NIGHT」有りです。ホワイトバランスはオートのjpg画像です。あまり効果は感じませんが、この方向はナトリウム灯・水銀灯が少ないのでしょうか?。
効果がないのか、RAW画像でホワイトバランス「太陽」で確認してみると、オレンジ色のカブリが撮れているのが確認できました。空の条件の良い時に再確認ですが、ホワイトバランスの調整の仕方で綺麗に撮影できそうです。
スターリーナイト
フィルターのケンコーより、広角レンズでも街明かりによる色カブリを抑える光害カットフィルター「スターリーナイト」と言う星景・夜景撮影用フィルターが発売されました。
フィルター効果は今晩は曇りで確かめられませんでしたが。スターリーナイトは光害をカットするため、レンズに入る光量が減少しますので、露出倍数は1/3絞り分ですとメーカーがうたっています。昼間撮ると、スカイライトフィルターのような効果が有りました。低空は結構郊外かぶりがあるため星景写真を撮るのが楽しみです。
短焦点望遠鏡
夕方は雲が有りましたが、夕日とともに左側に彩光が見えました。
撮影用短焦点望遠鏡が届きました。彗星とか大きな星雲・星団を撮るときにカメラ用望遠レンズを使用していましたが、周辺減光・周辺の画像不良・赤ハロ等によりシャープな写真が撮れないので、購入に至りました。
高橋製作所製FS-60CBです。口径60mm、焦点距離 355mm(MFL併用により370mm) 口径比 1:5.9 (MFL併用により1:6.2) の仕様です。MFL(マルチフラットナー)前提になるのでF4に比べて2.5倍程度の露出が必要かと思っています。
夜空が見えてきましたので、月が上がる前にファーストライトです。
星空観測会
星見里(ほくと)の会の星空観測会のお手伝いに行ってきました。月齢11の月が明るく照らしていましたが、雲のある中「月」「すばる」「オリオン大星雲」などを見ることができましたが、観望会の様子を撮影することを忘れてしまいました。
観望会で用意した小生の望遠鏡。GPガイドパックに口径7㎝の小型望遠鏡を載せてみました。星空観望会では望遠鏡で覗いていると視野からすぐ外れてしまうので赤道儀は有った方が良いと思っています。見え味は、すばるが視野いっぱいになる30倍が見やすいかと思いました。
カメラマウントなので、安定性が無いのと天頂付近が導入しにくいのが問題点です。天頂付近は反射望遠鏡チームに任せた方が良いです。