天の川

朝は月も出ていて良い天気でした。夕方、木星の撮影にチャレンジしましたが雲が多くものになりませんでした。

夜遅くは、晴れ間が広がりはくちょう座からカシオペア座にかけて天の川が見えました。

となりの銀河(M31:アンドロメダ銀河)もチョイ撮り。明るいので結構簡単に写ります。上の写真のカシオペア座の上にも写っています。

アフリカーノ Africano (C/2018 W2) も撮影してみました。明後日の26日頃に地球に最接近の様ですので、これ以上明るくならず尾も今の撮影機材では期待できないでしょう。でも、写真をよく見ると上の方にボヤっとダストが有るようです。

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歳差運動

星空観望会の縄文時代に見ていた星空をテーマに資料を作っています。5千年前の星座の形は変わっていませんが、北極星の位置が変わっていることが解りました。これは歳差運動といって、地球が地球ゴマが傾いた時の様に太陽の周りを回っていて、軸も約2万6千年で回っているからです。今は北の軸の先がこぐま座のポラリスで北極星と呼んでいます。西暦1万4千年頃にはこと座のベガが北極星になるでしょう。今の時代は北極星が天の極になっており、赤道儀の設置が容易ですが数千年後にはズレてどうなるでしょうか?縄文人の力を借りたいです。

地球儀の傾きも、歳差運動だったのですね。・・・夏休みの宿題が出来たような気がしました。

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七夕

昨日は七夕でしたが、一日中星空は見えませんでした。7月のこの時期は晴れ間が出にくいです。伝統的七夕(旧七夕)の日は梅雨明け後で晴天率は高く、月は夜半前には沈み、その後は天の川がくっきりと見える観察条件となりますので8月の方がいいかもしれませんが、今のカレンダーでは固定日になりません。伝説も諸処有りますが、天の川にかける橋は「カササギが川を埋めて橋となり」明かりは「月」と言う説もあり、旧七夕の方が七夕らしいです。

伝統的七夕の日は、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む前の日で、処暑の日の前の新月を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。
今年は 処暑 8月23日 ⇒ 前の新月 8月1日 ⇒  旧七夕 8月7日になります。
2020年は8月25日です。

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春の大三角

春の旬のおとめ座を確認して見ました。星空を見ているとスピカは確認できるのですが星座の形がなかなかイメージできませんでした。おとめ座は全天で2番目の大きな星座で、純白の輝きのスピカは「真珠星」とも呼ばれています。南中した時はおとめは横姿で、左手に持っている麦の穂がスピカです。星図で右上にMxxが沢山ありますがここがおとめ座銀河団です。
おとめ座の「スピカ」とうしかい座の「アルクトゥールス」しし座の「デボネラ」を結んだ線が春の大三角です。よく大三角形と言い間違いしますが、三角形は3つの辺の長さが均等で、内角が60度の形のため「形」は付けづ呼びます。

星図

今日の月も雲間から。

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春の三日月

今日も風の強い日でした。三日月が出ていましたが、望遠鏡を出すには突風が来るのであきらめて、望遠レンズで三分咲きの桜と合わせて撮りました。

夜中は満天の星空。北が下になっていますので北極星が下に見えます。全天では北斗七星が目立っています。周辺の空が明るいのは黄砂とPM2.5 のせいでしょうか。

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北斗七星

今日も風の強い日でした。庭の桜もゆっくりと開花し始めました。花芽が出ないうちにじゃまな木の枝払いをしました。

夕焼けはきれいに染まりましたが、雲が多く夜は期待薄です。

やはり透明度が良くなく、星空のバックは明るい状態でした。22時ごろになると北の天頂付近におおぐま座の北斗七星が輝いています。88星座の内3番目の大きさで1279.660 平方度(ちょっと難しい単位です)有りますので広角レンズが必要となります。1位はうみへび座、2位はおとめ座になります。ちなみに一番小さいのは南十字星だそうです。

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ソンブレロ再

ソンブレロ銀河(M104)に再挑戦しました。露出時間120秒にしてみたら少し厚みが出て来ました。星々がいつもより大きいのは、ピントが甘かったのと薄く雲がかかっていたせいかもしれません。もうひと踏ん張りです。

夜半には、しし座が南中してきました。星座の形を意識したのですが、構図が上過ぎて後ろ足が写りこみませんでした。レグルスは「小さな王」、デボネラは「ししの尾」意味で、二星とも二重星です。星座線がイメージできれば天に輝く百獣の王の姿が見えてきます。

星図。この構図で撮りたかったのですが・・・。

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子持ち

今宵は天気が悪かったので、先日取った星雲の画像処理をしました。りょうけん座(おおぐま座の側)の子持ち銀河M51です。一年前にも撮影しましたが、露出60秒でしたので銀河の腕が薄く写っていました。今回は倍の露出時間にしてみましたら、腕の様子が解るようになりました。大きい銀河の腕に小さい銀河が繋がっているので子持ち銀河と呼ばれています。

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シリウスの伴星

月の写真を取った後に、おおいぬ座のシリウスの伴星(シリウスB)がこのところ見頃だと思い出し撮影してみました。偽像かもしれませんがそれらいい星が写っていました。今はシリウスより10”ほど離れており約50年で一周するそうです。シリウスBは8.5等星で光る白色矮星で大きさは地球と同じで、シリウスとの距離は8.2~31.5auの楕円軌道で回っています。

今日の月。夕方には天頂に見えだしたので、大気の影響を受けにくくなりシャープに撮れています。

月の下の部分の拡大です。海の部分とクレータが沢山ある場所が対照的です。

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山は雪

朝方まで山は雪が降っていたようで、山の下まで雪がかかっていました。今時期の山の姿に一時戻りました。

夕方の八ヶ岳。15時過ぎ頃から雲が無くなり、全貌が見えました。雪は3月にしては無いです。

夜は晴れると期待しましたが、今夜も日が暮れてから曇りで、このパターンが続きます。今日も星座の写真で星座巡りで、かに座を視ました。明るい星でも4等級のため夜空では見つけにくいですが、M44プレセぺ星団が淡くぼ~ッと見えその周りの4つの星が解れば足も見つかります。簡単な見つけ方はふたご座のポルックス・こいぬ座のプロキオン・しし座のレグルスの三つの三角形の真ん中に位置しています。写真ではしし座のレグルスが写っていないため良い構図ではありませんでした(レグルスは左中央のちょっと先にあります)。またチャレンジします。

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