天気の悪い日が続いています。先日撮影した木星をデジタル処理しました。動画のフレーム8882枚を50%利用して処理しました。大気の揺らぎが大きく画像はボケ気味です。上側の縞に白い斑点が数個見えます。この白斑は木星の自転とともに位置を移動しているそうです。
そろそろ火星も見頃となってきますが、夜明け前が観測の好機なのでこれからのチャレンジです。火星の大接近は7月31日で15年ぶりとなるので楽しみです。(視直径はこの木星(44″)の半分ぐらい(24″)になります)

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今日の夜は曇りでしたが、雲間からおぼろ月が短時間見えました。慌てて撮るときは、200mmの望遠レンズ使用です。

惑星を撮影するための光学系を変更しました。
右から、下記のように並んでいます。
・望遠鏡(20cmカセグレン式鏡筒)
・接眼部(減速比1/10の微動ノブ付:今回購入)
・フリップミラー(中にミラーがありカメラ側と・アイピース側を切り替え)
・バローレンズ(焦点距離を2倍にする)
・ADC(大気色分散補正ウエッジプリズム)
・カメラ(ASC290)
結構長くなっています。今回は接眼部を購入し微妙なピント合わせができる様にしました(通常は本体側のノブでピント合わせしていました)。フリップミラーは目的の星を導入しカメラ側に切り替えます(倍率が高いので星を導くのが結構大変です)。
今日は大きめの望遠鏡で月を撮影しました。口径20cmのカセグレン式望遠鏡ですが焦点距離が2000mmあるのでカメラの撮影素子上は直径約20mmになります。フルサイズのカメラの縦が24mmなので画面いっぱいに見えます。

土星は前回よりきれいに撮れました。望遠鏡の調整はしていないので、空の空気のせいだったのでしょう。高度が低いのでゆらゆらしていましたがデジタル処理で浮き上がりました。1400枚の90秒動画の60%を使っています。
撮影した望遠鏡は下記です。
http://hoshimijin.sblo.jp/category/4434782-1.html
台風も夜間に過ぎ、朝から風は強かったですが快晴でした。近所では電線に木が架かり停電があったようです。三名山も顔をのぞかせていました。



いずれも雲がかかっていますがきれいな青空でした。田んぼの稲も台風の風にも負けずある程度がんばって立っていました。これから稲刈りシーズンです。
夜は晴れて土星を撮ったのですが、気流が悪いのかピントが合わずボケボケです。機材の影響かもしれないので再点検します。土星の輪も一ヵ月後には最も開いた状態になります。
NASAの土星探査機「カッシーニ」は9月15日に姿勢を変えアンテナの向きが地球から外れ、その後通信が途絶え土星大気への突入たそうです。1997年10月に打ち上げられ、2004年の土星到着以降13年にわたって土星本体や環、衛星の探査を行ってきたそうです。
NASAの公開サイトは下記です。http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9370_cassini
今日は、太陽系の「太陽」「木星」「土星」をターゲットに撮影しました。久しぶりにCGEM赤道儀を出しました。総重量34kgは重いです。

久しぶりに黒点が見えています。太陽のピント合わせはまぶしいのと高度が高いので難しいです

シュミカセの光軸が随分ズレていました。移動したせいでしょうか?

全体的に透明度が悪くゆらゆら見えていましたが、デジタル処理したら見えるようになりました。