観察会

朝から晴れでしたが、ちょっと雲が多かったかな。

今晩の今年初の「星見里(ほくと)の会」の星空観察会は天候に恵まれ、冬の星座を案内出来ました。街中で行う観望会なので光害がひどいですが街燈の陰に入ったりすると天の川も薄っすら見えていました。望遠鏡ではオリオン大星雲・すばるを見ていただきました。

星空案内後のスライド説明の一部
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クリムズンスター

今日は一日雨まみれの日でした。

冬の星空ではあまり目立ちませんが、オリオン座の下にうさぎ座が有ります。3~4等星の比較的暗い星で、台形の形の小さな星座ですが、星座線と星座絵を見ると耳もあるし、ちゃんとうさぎの形をしていますが、オリオンに踏みつぶされています。目の星が赤かったら最高ですが・・・。

うさぎ座R(R Lep)別名「クリムズンスター(深紅色星)」が、うさぎの耳の右側に写っていました。赤い点だったので画素の輝点かと思いましたが星でした。結構赤いので望遠鏡でも見てみたいと思います。R Lepは「ミラ型変光星」で、7~11等級ほどの変光を見せる天体です。写真から見ると7等ぐらいに見えるので極大期でしょうか?。
※「ミラ型変光星」は、恒星の脈動によりおよそ100~500日の周期で5~10等級ほどの変光を見せる天体です。

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ウルトラの故郷

今日は雲が多く、日照時間は3.9時間(大泉観測所)。夜は所々晴れ間が出て星が見えました。

昨日撮影したM78星雲。オリオン座の三ツ星の左側の星の上に有りますが、8等級のため肉眼では見えません。暗黒星雲を恒星が照らしている姿で1600光年の先の星雲です。銀河系の円盤部の大きさは約10万光年ですので我々の銀河の中に存在しています。
M78星雲は、『ウルトラシリーズ』に登場する架空のウルトラマンらの故郷で、銀河系から300万光年離れた所に存在する設定だそうです。よく見ると中心はウルトラマンの横顔で、回りを取り囲む淡い雲状は頭上のブーメランのように使う武器(・アイ・スラッガー)に似てませんか。

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かに星雲

今朝は朝から良い天気で、夜も晴れましたので20㎝カセグレンで星雲を撮影しました。機材のご機嫌が良くなく前半はオートガイド調整で時間をつぶしてしまいました。

年初めなのでおうし座のM1(かに星雲)を昨日撮影して見ました。7000光年先の天体ですが、およそ1000年前の1054年に超新星爆発を起こして現在の姿になっています。爆発時は昼間も確認できるほど明るかったそうです。オリオン座のベテルギウスも寿命に近いのでいつ爆発するかわかりません。

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堂平

日の出前に月が輝いていました。富士山のシルエットも浮かんで、今日の朝焼けはきれいでした。季節も大寒に入り冬本番ですか。

土産でお菓子をいただいていたのですが、ドームくんサブレという埼玉県ときがわ町の「堂平天文台」をキャラクターにしたお菓子でした。1962年に東京大学東京天文台・堂平観測所として開設し、のちに国立天文台・堂平観測所となり2000年3月に閉所されました。今では堂平山の山頂一帯を「星と緑の創造センター」と名付け、宿泊や星空観望会を行ってるそうです。91㎝の望遠鏡で見る天体はすごいでしょうね。カセグレン式F18で焦点距離は16658mmです。閉所の理由は光害だそうです。

今晩は、天気が良く満天の星が見えました。風が強くドーム内の観測で、外での写真はまたの機会としました。(もう、しし座が昇って来ています)

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おおいぬ座

雪が3㎝程積もりました。今シーズン最大です。朝方の月も寒さに震えてギザギザです(上空の水蒸気がまだ溜まっている)。

おおいぬ座。
圧倒的な明るさのシリウスは、全天で一番明るい恒星でマイナス1.44等星で二重星。距離は8.6光年と近く大きさは太陽の約2倍。
シリウスの下には散開星団M41が有り双眼鏡では数個、望遠鏡では100個程度の星の集まりが見える。

いちばん近い肉眼で見える恒星は
①太陽 8光分
②ケンタウルス座α星 4.4光年 光度-0.01等
③シリウス 8.6光年 

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おうし座

朝、雪が1㎝程積もっていました。今日は一日天気が悪く夕方には雪も降り出しました。

今回の星座は、ぎょしゃ座の下側のおうし座。黄道12星座の一つで。星占いでは4/20~5/20生(金牛宮)。 一等星はアルデバランでオレンジ色、距離は65.1光年。
アルデバランを除くおうし座の顔の部分にはヒヤデス星団がある。150光年と近い所に あるので100個近くの星団には見えないがV字型の星の集まりが印象的。 おうしの背中にいくつかの星が集まった部分がプレアデス星団・M45と呼ばれ日本では 「すばる」と呼ばれる。肉眼では5~6個しか見えないが双眼鏡を使うと60個ほどの星が 見えてくる。生まれてから数千万年の青い色をした若い星である。

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ぎょしゃ座

朝からどんより雲。月の横を飛行機がとおり過ぎていきました。飛行機雲が出来ると天気が悪くなるとかで、今日も夕方から雪が舞ってきました。

今日のお題は、ぎょしゃ座。五角形で将棋の駒ようにも見えるぎょしゃ座とは、馬車に乗って、馬をあやつって走らせる者の意です。中でも1等星のカペラはラテン語で「小さな子ヤギ」という意味が有り馭者(ぎょしゃ)が子ヤギを抱いている居る姿になっています。また、マツダの車名にもなりました(カペラは~風)。
中央に天の川があるため、散開星団が多くM36・37・38は暗い夜空では肉眼でも見えます。

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ジェミニ

朝は月が西空に見えます。写真では右上に写っています。日の出前に撮影した月は月齢20で昨日の22時頃月出でした。

今日はふたご座です。昨日のこいぬ座の上に二つの並んだ明るい星が目に入ります。双子の兄弟の名で呼ばれる輝星、カストルとポルックスです。カストルは兄星で1.6等星、ポルックスが弟星で1.2等星で弟星の方が明るい。ここからオリオン座に向かって兄弟の足が伸びる。
カストルは星が互いに回る二重星で有名。6重星ともいわれている。
M35散開星団は満月ほどの明るさでハの字の星の並びが見える。
英語ではジェミニ(Gemini)呼ばれ、いすゞ自動車にジェミニと名が付いた乗用車が有りました。

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こいぬ

朝起きると雪が薄く積もっていました。最近になって冷え込みが厳しくなってきて、夕方には雪が舞う天気となりました。

でも、夜半は晴れ間が出て来ました。今日はいくつかの星座を撮影して見ました。まずはオリオン座の隣のこいぬ座です。中央の一等星プロキオンは0.4等で全天で8番目の明るさです。おおいぬ座のシリウスが昇る直前に昇るので、ギリシャ語で「犬の前」という意味の名前です。

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