天文現象 | 星見里天文同好会

2023年の天文現象

2024 2月の天文現象

２月	月齢	天文現象	観測結果
3土	22.6	8:18 ◑下弦
5 月	24.6	12:02 さそり座のアンタレスの食
10 土	0.2	7:59 ●新月
17 土	7.2	00:01 ◐上弦
24 土	14.2	21:30 〇満月（スノームーン/本年度最小の月）
26 月	16.2	01:28 しし座σの星食
Comet		C/2021 S3 パンスターズ彗星

月齢は正午の値

2月の星空	見頃
星座	ふたご座、おおいぬ座、こいぬ座冬の大三角、冬の六角形（冬のダイヤモンド）
星雲・星団	M35、M41
惑星	木星
二重星・星	カストル、シリウス、プロキオン、カノープス

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ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P)

1月の12P/Pons-Brooks (0012P)

ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P)

紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

１月の62P/柴金山彗星

紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

M1

M1 かに星雲

C11
M1・35・36・37・38

M 1 (NGC 1952, Sh2-244, LBN 833) 超新星残骸 (かに星雲)
等級 8.4等視直径 6′×4′ 距離 7200光年

オリオン座

オリオン座
星座絵
オリオン座呼び名（日本）

2024 1月の天文現象

1月	月齢	天文現象	観測結果
3 日	21.1	0時柴金山彗星(C/2021 S4)が近日点通過
4 木	22.1	12:30 ◑下弦 18時しぶんぎ座流星群が極大
11 木	29.1	20:57 ●新月
18 水	6.6	12:53 ◐上弦 18:13 月面Xが見える
26 金	14.6	2:54 〇満月（ウルフムーン）
Comet		ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P) 紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

月齢は正午の値

1月の星空	見頃
星座	オリオン座、おうし座、ぎょしゃ座、
星雲・星団	M42、M43、M78、ヒヤデス星団、M45すばる、M1かに星雲、M36,37,38
惑星	木星、 1/8明け方　細い月と金星、アンタレスが集合 1/12　水星が西方最大離角
二重星・星	ベテルギウスとリゲル、三つ星、小三つ星

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1/4　しぶんぎ座流星群

2024/1/4 しぶんぎ座流星群

出現期間　12月28日～1月12日
極大　1月4日18時　月齢22
極大出現数(ZHR):120，光度比2.1
96P/Machholz 1，V∞=41km/s

観察に適した時間は、4日と5日のそれぞれ1時から5時頃です

ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P)

1月の12P/Pons-Brooks (0012P)

ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P)

紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

１月の62P/柴金山彗星

紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

M1

M1 かに星雲

C11
M1・35・36・37・38

M 1 (NGC 1952, Sh2-244, LBN 833) 超新星残骸 (かに星雲)
等級 8.4等視直径 6′×4′ 距離 7200光年

オリオン座

オリオン座
星座絵
オリオン座呼び名（日本）

2023 12月の天文現象

12月	月齢	天文現象	観測結果
3 日	19.7	2時ビエラ流星群(アンドロメダ座流星群)
5 火	21.7	14:49 ◑下弦
13 水	0.1	18:27 ●新月
15金	2.1	4時ふたご座流星群が極大（12/5～12/20）
20 水	7.1	3:39 ◐上弦
23 土	10.1	13時こぐま座流星群が極大　(12/18～12/24）
27 水	13.7	9:33 〇満月（コールドムーン）
Comet		ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P) 紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

月齢は正午の値

12月の星空	見頃
星座	ペルセウス座、
星雲・星団	二重星団h-χ、M34
惑星	木星、 12/4　水星が東方最大離角 12/22　小惑星ベスタ衝
二重星・星

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12/15　ふたご座流星群

2023/12/15 ふたご座流星群

出現期間　12/5～12/20
極大　12月15日04時（月齢2）
極大出現数(ZHR):120，光度比2.6
V∞=35km/s
(3200)Phaethon，
2023/12/13-14

ATOM Com2
22時　29個
23時　47個
00時　21個
01時　12個
02時　13個
03時　10個
04時　11個
05時　15個

12/23　こぐま座流星群

12/23 こぐま座流星群

出現期間　12月17日～12月26日
12月23日13時　（月齢10）
極大出現数(ZHR):10、光度比3.0
8P/Tuttle，V∞=33km/s
注意日：22日23時、23日2時

12/27 満月（コールドムーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ

収穫時期、アメリカの先住民は、季節の収穫物、動物を満月に命名したと考えられています。

ポン・ブルックス P/Pons-Brooks (0012P)

12P 2023/12

ポン・ブルックス彗星（12P）
上旬：夕方～宵 9等
中旬：夕方～宵 8等
下旬：夕方～宵／明け方 8等
6日ごろ：こと座α星ベガ（0.0等）と超大接近
15日ごろ：こと座の惑星状星雲M57環状星雲と接近

紫金山 P/Tsuchinshan (0062P)

62P 2023/12

紫金山彗星（62P）
上旬：深夜～明け方 9等
中旬：深夜～明け方 9等
下旬：深夜～明け方 9等
10日ごろ：しし座γ星アルギエバ（2.0等）と接近
19日ごろ：しし座の銀河M96と接近
28日ごろ：しし座の銀河M65と大接近

M34

M34 (NGC 1039)

ペルセウス座 / 散開星団
赤経 02h42.0m 赤緯 +42°47′
等級 5.5等視直径 30′ 距離 1430光年

満月ほどの大きさをもつ散開星団。5等級と明るく暗い夜空で月明かりがなければ肉眼でもその存在がわかり、双眼鏡や小望遠鏡でも美しく眺められる。
M34

2023 11月の天文現象

11月	月齢	天文現象	観測結果
3 金	19.4	23:48 木星が衝
5 日	21.4	17:37 ◑下弦
13月	29.4	9時おうし座北流星群が極大（10/15～11/30） 18:27 ●新月
14 火	0.7	0:40 天王星が衝（視直径3.8”）
18 土	4.7	14時しし座流星群が極大（11/5～11/25）
20 月	6.7	13:52 月面Xが見える 19:50 ◐上弦
27 月	13.7	18:16 〇満月（ビーバームーン）
Comet		12P ポン・ブルックス　うしかい座～こと座 C/2023 H2 レモン彗星　うしかい座～ヘラクレス座～わし座

月齢は正午の値

11月の星空	見頃
星座	古代エチオペア物語カシオペア座、ケフェウス座、アンドロメダ座、ペルセウス座、ぺガスス座、くじら座
星雲・星団	散開星団： M52、ET星団
惑星	土星・木星
二重星・星	アルキド

<- 前月 　　2023/11　　来月 ->

11/13　おうし座北流星群

2023/11/13 おうし座北流星群

出現期間　11/15～11/30　
極大 11月13日9時
極大出現数(ZHR):5，光度比2.3，対地速度: 29km/s
2P/Encke

11/18　しし座流星群

2023/11/18 しし座流星群

11月6日～11月30日
極大 11月18日14時
極大出現数(ZHR):10-10000
55P/Tempel-Tuttle，V∞=71km/s
11/18 00:25～05:15

0時　10個
1時　8個
2時　4個
3時　6個
4時　5
5時　1個
11/20 00:16～04:51

0時　9個
1時　11個
2時　12個
3時　13個
4時　8個
5時　3個
11/21 00:03～05:29

0時　14個
1時　8個
2時　26個
3時　10個
4時　16個
5時　9個

11/27 満月（ビーバームーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ

収穫時期、アメリカの先住民は、満月を命名したと考えられています。

土星

土星の輪の傾き

衝とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。衝の頃の土星は、地球との距離が近くなるなどにより明るくなり、衝の前後数日間は0.4等という明るさで夜空に輝きます。
土星の環は約15年周期で傾きが変わり、その開き方が変化して見えます。2017年頃には環が最も開いていましたが、2023年は開き方がだいぶ小さくなり、細い環となって見えるようになりました。2年後の2025年には環を真横から見ることになります。立派に見える土星の環ですが、実はたいへん薄いため、真横から見ると環が一時的に見えなくなります。
2023/7/29 土星

視直径 18.7″
HD800　0.7ｘRD　1422㎜　Ra
2023/9/13 土星

視直径 18.8″
C11 PM2.5x ASI290MC

2023/9月 C/202 T4 レモン

C/2021 T4　レモン

近日点通過時刻 2023年 7月31.53768日 TT
近日点距離 1.483278 au

ηCas (カシオペヤ) アキルド Achird

ηCas (カシオペヤ) アキルド Achird

金色の3.5等星と紫の7.4等星の二重星。連星系で小口径の望遠鏡で分離できる。色の組み合わせがとても美しい。

M52

星図 M52
M52

カシオペヤ座 / 散開星団
赤経 23h24.2m 赤緯 +61°35′
等級 7.3等視直径 12′ 距離 3810光年

星数は200個以上ともいわれている。

C11　ET星団

C 13 (NGC 457）　ET星団

E.T. cluster　(ET星団ふくろう星団とんぼ星団)
C13　ET星団

E.T. cluster　(ET星団ふくろう星団とんぼ星団)
カシオペヤ座 / 散開星団
赤経 01h19.5m 赤緯 +58°16′
等級 6.4等視直径 15.0′ 距離 1万200光年
約150個の星からなる

2023 10月の天文現象

	月齢	天文現象	観測結果
10/2月	17.1	21:06-21:54 おひつじ座δ星(4.4等)の食
10/6金	21.1	22:48 ◑下弦
10/9月	24.1	16時 10月りゅう座流星群が極大（10/5～10/13）
10/15日	0.4	2:55 ●新月（北中アメリカ、アフリカ等で金環日食）
10/22日	7.4	9時オリオン座流星群が極大（10/10～11/5） 12:29 ◐上弦 21:40 2P/エンケ彗星が近日点通過
10/25水	10.4	21:18-22:08 みずがめ座φ1星(4.2等)の食
10/24火	11.4	金星が西方最大離角
10/27金	12.4	後の月（十三夜）
10/29日	14.4	5:14 部分月食（食分0.13） 5:24 〇満月（ハンターズムーン）
Comet		2P エンケ彗星　明け方の東の空しし座 103P ハートレーふたご座

月齢は正午の値

10月の星空	見頃
星座	アンドロメダ座、みずがめ座、南のうお座三ツ矢
星雲・星団	球状星団：M2 アンドロメダ銀河：M31 系外銀河：M33 散開星団：NGC752 惑星状星雲：NGC7293（らせん星雲）
惑星	土星・木星
二重星・星	アルマク

<- 前月 　　2023/10　　来月 ->

10/9　りゅう座流星群

2023/10/9 りゅう座流星群

極大　10月9日16時
8日21時頃にも注目
(IMO)極大出現数(ZHR):不定
21P/Giacobini-Zinner，V∞=20km/s
この流星群は，以前は，母天体の名前をとって「ジャコビニ流星群(Giacobinids)」とも呼ばれていましたが，現在は「10月りゅう座流星群」が正式名称です．

10/22　オリオン座流星群

2023/10/22 オリオン座流星群

極大　10月22日09時
22日に日付が変わったころから夜明けまでが好条件
(IMO)極大出現数(ZHR):30，光度比2.4
1P/Halley，V∞=66km/s
2023 オリオン座流星群

23時　3個
0時　11個
1時　17個
2時　16個
3時　16個
4時　17個
5時　2個

10/29　部分月食

2023/10/29 部分月食

今回の月食では、月の直径の12.8パーセントまでしか地球の影に入り込みません。あまり大きく欠けないうちに月食が終わります。
2023/10/29 部分月食

5:46 食分 0.04
2023/10/29 部分月食

5：50 食分0.02

10/29 満月（ハンターズムーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ

収穫時期、アメリカの先住民は、満月を命名したと考えられています。

土星

土星の輪の傾き

衝とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。衝の頃の土星は、地球との距離が近くなるなどにより明るくなり、衝の前後数日間は0.4等という明るさで夜空に輝きます。
土星の環は約15年周期で傾きが変わり、その開き方が変化して見えます。2017年頃には環が最も開いていましたが、2023年は開き方がだいぶ小さくなり、細い環となって見えるようになりました。2年後の2025年には環を真横から見ることになります。立派に見える土星の環ですが、実はたいへん薄いため、真横から見ると環が一時的に見えなくなります。
2023/7/29 土星

視直径 18.7″
HD800　0.7ｘRD　1422㎜　Ra
2023/9/13 土星

視直径 18.8″
C11 PM2.5x ASI290MC

2023/9月 C/202 T4 レモン

C/2021 T4　レモン

近日点通過時刻 2023年 7月31.53768日 TT
近日点距離 1.483278 au

γAnd (アンドロメダ) アルマク Almach

γAnd (アンドロメダ) アルマク Almach

黄色の2.3等星と青色の5.0等星の二重星。連星系で、小口径の望遠鏡で分離できる。1778年にドイツのマイヤーによって発見された。はくちょう座のアルビレオ、りょうけん座のコルカロリとともに全天で最も美しい二重星の一つといわれる。

M2

M2
星図 M2

みずがめ座 / 球状星団
赤経 21h33.5m 赤緯 -00°49′
等級 6.9等視直径 8′ 距離 3万7500光年

口径20cm 150倍では、視野に広がる大きな丸い光斑の周りにあわ粒のような星が無数に見え、立体感のあるボール状に見えて、かなり見事な眺めとなる。

M31

M31 アンドロメダ銀河

M31
NGC 224 / アンドロメダ座大銀河 / Andromeda galaxy
M31 星図

アンドロメダ座 / 銀河
赤経 00h42.7m 赤緯 +41°16′
等級 4.4等視直径 180′×63′ 距離 250万光年

アンドロメダ座大銀河は、日本から見える銀河としては最大のもので、天文ファンのみならず広く一般に知られている有名な天体だ。満月を横に5つ並べたほどの大きさと、肉眼でもはっきり見える明るさを持つ。すぐ近くにM31の伴銀河であるM32とM110があり、どちらも双眼鏡でよく見える。

M33

M33　さんかく座銀河

M33
NGC 598 / さんかく座銀河 / Triangulum galaxy
星図 M33

さんかく座 / 銀河
赤経 01h33.9m 赤緯 +30°39′
等級 6.3等視直径 62′×39′ 距離 296万光年

NGC752　C28

NGC 752 (C 28, H_VII_32, Mel 12) 散開星団

NGC 752 (C 28, H_VII_32, Mel 12) 散開星団
NGC752

おひつじ座
NGC 752 (C 28, H_VII_32, Mel 12) 散開星団
光度 5.7等視直径 58.20′ x 58.20′

NGC7293　C63　らせん状星雲

C63（NGC 7293）惑星状星雲 (らせん状星雲)
NGC 7293 / C63 / Helix nebula

らせん状星雲
みずがめ座 / 惑星状星雲
赤経 22h29.6m 赤緯 -20°48′
等級 7.0等視直径 15′ 距離 490光年

C13 NGC457 ET星団

C 13 (NGC 457）　ET星団

E.T. cluster　(ET星団ふくろう星団とんぼ星団)
C13　ET星団

E.T. cluster　(ET星団ふくろう星団とんぼ星団)
カシオペヤ座 / 散開星団
赤経 01h19.5m 赤緯 +58°16′
等級 6.4等視直径 15.0′ 距離 1万200光年
約150個の星からなる

2023 9月の天文現象

	月齢	天文現象	観測結果
9/7木	21.7	7:21 ◑下弦
9/15金	0.1	10:40 ●新月
9/19火	4.1	23:11 金星が最大光度（-4.8等）
9/21木	6.1	18:51 アンタレスの食
9/22金	7.1	13:07 月面Xが見える
9/23土	8.1	秋分の日（秋分 15:50 太陽黄経180°） 4:32 ◐上弦
9/29金	14.1	中秋の名月（十五夜） 18:58 〇満月（コーンムーン/ハーベストムーン）	有り
Comet		103P ハートレー 10等台　ペルセウス座 C/2021 T4 レモン　てんびん座 C/2020 V2 ZTF 9等台　くじら座（明け方） C/2023 E1 アトラス　11→12等 C/2023 P1　西村　かに座 2P エンケ　明け方

月齢は正午の値

9月の星空	見頃
星座	ぺガスス座、ケフェウス座秋の四辺形
星雲・星団	球状星団：M15 散開星雲： M39
惑星	土星が見ごろ・木星が昇ってくる
二重星・星	ガーネットスター

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9/21 アンタレスの食

2023/9/21 アンタレスの食

国立天文台資料
潜入　17:22:55

日の入　17:50
月高度 25.833ﾟ
出現　18:48:56

月高度 18.209ﾟ
日の入 17:50
天文薄明終 19:11

時間高度は北杜市でシミュレート

9/29 満月（コーンムーン/ハーベストムーン）　中秋の名月

満月の呼び名

ネイティブアメリカ
9/29 中秋の名月

「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」などとも呼ばれることもあります。
2023/9/29 中秋の名月

2023/9/29 23:57 月齢 14.6
満月は18：58

収穫時期、アメリカの先住民は、満月を命名したと考えられています。

土星

土星の輪の傾き

衝とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。衝の頃の土星は、地球との距離が近くなるなどにより明るくなり、衝の前後数日間は0.4等という明るさで夜空に輝きます。
土星の環は約15年周期で傾きが変わり、その開き方が変化して見えます。2017年頃には環が最も開いていましたが、2023年は開き方がだいぶ小さくなり、細い環となって見えるようになりました。2年後の2025年には環を真横から見ることになります。立派に見える土星の環ですが、実はたいへん薄いため、真横から見ると環が一時的に見えなくなります。
2023/7/29 土星

視直径 18.7″
HD800　0.7ｘRD　1422㎜　Ra
2023/9/13 土星

視直径 18.8″
C11 PM2.5x ASI290MC

2023/9月 103P ハートレー

103P ハートレー/Hartley

公転周期 6.48年
近日点通過時刻 2023年10月12.51284日 TT
近日点距離 1.064092 au

2023/9月 C/2021 T4 レモン

C/2021 T4　レモン

近日点通過時刻 2023年 7月31.53768日 TT
近日点距離 1.483278 au

2023/9月 C/2020 V2 ZTF

C/2020 V2 ZTF

近日点通過時刻 2023年 5月8.55954日 TT
近日点距離 2.227884 au

2023/9月 C/2023 E1 アトラス

C2023 E1 アトラス　2023/09

近日点通過時刻 2023年 7月1.10762日 TT
近日点距離 1.026608 au
公転周期 85.1年

2023/9月 C/2023 P1 西村

C/2023 P1 西村　2023/9

公転周期 486年
近日点通過時刻 2023年 9月17.64112日 TT
近日点距離 0.225164 au
C/2023 P1 西村　9/14～

星図は9/14 18:30
日没 9/14 18:01

2023/9月 2P エンケ

2P エンケ

公転周期 3.30年
近日点通過時刻 2023年10月22.52824日 TT
近日点距離 0.339596 au

ケフェウス座μ （ガーネットスター）

ケフェウス座μ （ガーネットスター）

μ Cephei (Garnet star)
3.4等～5.1等
1月の誕生石「ガーネット」のような深紅色の星。ウィリアム・ハーシェルの命名による愛称で、3.4等～5.1等まで明るさを変える不規則変光星である。干渉計で直径測定が可能な星の一つで、その大きさは太陽の1500倍、表面温度2000Kという超低温の赤色巨星である。肉眼では確認が難しいが、双眼鏡で見ると濃い赤色の星の様子がわかる。

M15

M15
M15　星図

ペガスス座 / 球状星団
赤経 21h30.0m 赤緯 +12°10′
等級 7.0等視直径 7′ 距離 3万3600光年

ペガスス座の四辺形の南西にあるα星マルカブから、頭部を形づくるθ星ビハムとε星エニフを結び、エニフの方に伸ばしていくと、エニフから約3度のところにすぐに見つかる。

M39

M39
M39　星図

はくちょう座 / 散開星団
赤経 21h32.2m 赤緯 +48°26′
等級 5.2等視直径 32′ 距離 880光年

はくちょう座の十字形からやや離れ、隣のとかげ座の境界に近い位置にある散開星団。星数は30個ほどで、双眼鏡でもたやすく観察でき、肉眼でも微かに星雲状に見える。

2023 8月の天文現象

	月齢	天文現象	観測結果
8/1	14.4	１～7日スター・ウイーク
8/2	15.4	3:32 〇満月（スタージョンムーン）
8/5	18.4	原村星まつりメイン日（7/29～8/12）
8/7	20.4	月遅れの七夕
8/8	21.4	19:28 ◑下弦
8/10	23.4	10:47 水星が東方最大離角
8/12	25.4	6:44 金星が内合
8/13	26.4	17時ペルセウス座流星群が極大（出現期間 7/20～8/20）	有り
8/16	29.4	18:38 ●新月
8/22	5.7	伝統的七夕（旧七夕）
8/24	7.7	18:57 ◐上弦
8/28	11.7	9:33 土星が衝
8/31	14.7	10:36 〇満月（ブルームーン/スーパームーン）	有り
Comet		C/2023 E1 アトラス 9等台 103P ハートレー 9等台 C/2020 V2 ZTF 9等台（明け方） C2021 T4 レモン C2023 P1 西村（8/13発見）

月齢は正午の値

8月の星空	見頃
星座	こと座、はくちょう座、わし座夏の大三角
星雲・星団	散開星雲： M11(野鳥星団)、コートハンガー星団散光星雲：NGC7000(北アメリカ星雲)、NGC6960・6992-2(網状星雲) 惑星状星雲：M27(あれい星雲)、M57(リング星雲)
惑星	土星が衝で21時頃昇って来る。通常より環が明るく見えるハイリゲンシャイン効果
二重星	こと座ε星、アルビレオ

<- 前月　　2023/８　　来月 ->

8/2 満月（スタージョンムーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ

、サメの収穫時期、アメリカの先住民は、8月の満月を命名したと考えられています。

8/13 17時ペルセウス座流星群が極大（出現期間 7/20～8/20）

7月17日～8月24日　ピーク8/13 17時
極大出現数(ZHR):100，光度比2.6
109P/Swift-Tuttle，V∞=59km/s
2023年は14日が月齢27です．特に気にする必要はないでしょう．月明りは問題ありませんが，ピークは13日17時頃と夕方．13日未明が増加傾向，14日未明が減少傾向となるでしょう．

2023/8/13 ペルセウス座流星群
8/10 夜間

8/10 23時から8/11 0時
8/11　夜間

8/11 23時～8/12 4時
総流星　82個
8/13 夜間

8/12　夜間は曇り空で観測できず。
この日も雲間に4個ほど捕らえていました

8/22 伝統的七夕

2023/8/22 伝統的七夕

8/28 土星が衝

土星の輪の傾き

衝とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。衝の頃の土星は、地球との距離が近くなるなどにより明るくなり、衝の前後数日間は0.4等という明るさで夜空に輝きます。
土星の環は約15年周期で傾きが変わり、その開き方が変化して見えます。2017年頃には環が最も開いていましたが、2023年は開き方がだいぶ小さくなり、細い環となって見えるようになりました。2年後の2025年には環を真横から見ることになります。立派に見える土星の環ですが、実はたいへん薄いため、真横から見ると環が一時的に見えなくなります。
2023/7/29 土星

視直径 18.7″
HD800　0.7ｘRD　1422㎜　Ra
2023/9/13 土星

視直径 18.8″
C11 PM2.5x ASI290MC

8/31 〇満月（ブルームーン/スーパームーン）

8/31 スーパームーン

今月8月31日の満月は、2023年中で地球から最も近い位置で満月になります。
月は8月31日0時54分に近地点を通過し、約10時間後の10時36分に満月（望）となります。満月のときの地心距離は約35万7300キロメートル、月の視直径は約33分26秒角です。
月との距離

2月6日の満月は、2023年で地球から最も遠い満月でした。
2023/8/31の月

2023/8月 C/2023 E1 アトラス

C/2023 E1 2023/8/16

近日点通過時刻 2023年 7月1.10764日 TT
近日点距離 1.026611 au
近地点通過日　2023/8/18
地心距離 0.37451 au

2023/8月 103P ハートレー

2023/8 の103Pハートレー

近日点通過時刻 2023年10月12.51404日 TT
近日点距離 1.064092 au
近地点通過　2023/9/27
地心距離 0.38277 au

2023/8月 C/2021 T4　レモン

C/2021 T4 レモン

近日点通過時刻 2023年 7月31.53768日 TT
近日点距離 1.483278 au

2023/8月 C/2023 P1　西村

C/2023 P1 西村

Epoch 2023 Sept. 13.0 TT
近日点通過時刻 2023年 9月17.64051日 TT
近日点距離 0.225078 au

二重星　アルビレオ

はくちょう座β1 アルビレオ、β2

黄色い3.1等星と青い5.1等星の二重星。小口径の望遠鏡で分離でき、天上の宝石にたとえられるほど美しく見える。全天で最も美しい二重星の一つ。2つの星は連星系という説もあったが、天文衛星ガイアによる観測の結果、単なる見かけの重星と考えられている。

お勧め天体

M11
M11　星図

NGC 6705 / 野鴨星団
たて座 / 散開星団
赤経 18h51.1m 赤緯 -06°16′
等級 6.3等視直径 12′ 距離 5610光年

お勧め天体

M27
M27 星図

M27　NGC 6853 / あれい星雲
こぎつね座 / 惑星状星雲
赤経 19h59.6m 赤緯 +22°43′
等級 7.6等視直径 7′ 距離 820光年

お勧め天体

M57
M57　星図

NGC 6720 / 環状星雲、リング星雲、ドーナツ星雲
こと座 / 惑星状星雲
赤経 18h53.6m 赤緯 +33°02′
等級 9.3等視直径 1′ 距離 2600光年

星の一生の終期に放出されて球状に広がったガスが、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っている

2023 7月の天文現象

	月齢	天文現象	観測結果
7/1	12.9	09:49　火星と金星が最接近
7/3	14.9	20:39 〇満月（バックムーン）
7/7	18.9	七夕 02:59 金星が最大光度 -4.5等視直径38.4"
7/10	21.9	18:48 ◑下弦
7/18	0.4	03:29 ●新月
7/20	2.4	夕方　細い月と金星が並ぶ
7/21	3.4	17:46 月が火星に接近
7/25	7.4	14:54 月面X
7/26	8.4	07:07 ◐上弦
7/27	9.4	20:03 水星と金星が最接近　5°04’
7/31	13.4	03時みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大（出現期間 7/15～8/20）	有り
Comet		C/2023 E1 アトラス 9等台 C/2020 V2 ZTF 9等台（明け方）	有り

月齢は正午の値

7月の星空	見頃
星座	いて座南斗六星（ミルクスプーン・ティーポット）
星雲・星団	散開星雲：M8・M17・M20、球状星団：M22、M4、リング星雲（M57）
惑星	金星
二重星	アルビレオ

<- 前月　　2023/7　　来月 ->

7/1　金星と火星が最接近

7/1 金星と火星が最接近

7/3 満月（バックムーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ

オスの鹿（Buck）の象徴である角（つの）が、７月頃になると生え変わることにちなんで、アメリカの先住民は、７月の満月を命名したと考えられています。

7/7 金星が最大光度

金星の動き

金星が最大光度 -4.5等視直径38.4
7月7日　最大光度

7/7 七夕

7/7 七夕

7/20 細い月と金星が並ぶ

7/20　細い月と金星が並ぶ

7/31 みずがめ座δ(デルタ)南群が極大（出現期間 7/15～8/20）

みずがめ座δ南流星群
みずがめ座流星群

2023/7/31
0：51：23　斜め右へ　みずがめ座δ流星群
0：53：20　斜め左へ　やぎ座流星群？

7月12日～8月23日　極大日：7/31 3時
夜半過ぎ深夜1時頃に月が沈む．夜半～夜明け前が好条件
96P/Machholz 1，極大出現数(ZHR):20, 対地速度:41km/s
やぎ座α流星群 :
7月3日～8月15日
極大日: 7/30 極大出現数(ZHR):4，光度比2.5，対地速度: 23km/s
対地速度が全く違うのでその分離は比較的容易

2023/7月 C/2023 E1 アトラス

C/2023 E1 2023/07 位置情報
C/2023 E1 2023/7/24

2023/7/24 21:37 予測光度10.0等
FS-60CB Ra

M4 球状星団

M4 球状星団

HD800 X8i（改）
M4・M22

M4　さそり座 / 球状星団
赤経 16h23.6m 赤緯 -26°32′
等級 6.7等視直径 14′ 距離 7200光年

M22　いて座 / 球状星団
赤経 18h36.4m 赤緯 -23°54′
等級 6.2等視直径 17′ 距離 1万400光年

M22 球状星団

M22

FS-60CB　Ra
M4・M22

M4　さそり座 / 球状星団
赤経 16h23.6m 赤緯 -26°32′
等級 6.7等視直径 14′ 距離 7200光年

M22　いて座 / 球状星団
赤経 18h36.4m 赤緯 -23°54′
等級 6.2等視直径 17′ 距離 1万400光年

M8・M17・M20

M8

Nikon　D600　200ｍｍ
M8　NGC 6523, 6530 / 干潟星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h03.8m 赤緯 -24°23′
等級 6.0等視直径 60′×35′ 距離 3900光年
M17

HD800　Ra
M17　NGC 6618 / オメガ星雲、白鳥星雲、馬蹄形星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h20.8m 赤緯 -16°11′
等級 7.0等視直径 20′ 距離 4200光年
M20

HD800　Ra
M20　NGC 6514 / 三裂星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h02.3m 赤緯 -23°02′
等級 9.0等視直径 15′ 距離 5600光年
M8・M17・M20

M8　NGC 6523, 6530 / 干潟星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h03.8m 赤緯 -24°23′
等級 6.0等視直径 60′×35′ 距離 3900光年

M17　NGC 6618 / オメガ星雲、白鳥星雲、馬蹄形星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h20.8m 赤緯 -16°11′
等級 7.0等視直径 20′ 距離 4200光年

M20　NGC 6514 / 三裂星雲
いて座 / 散光星雲
赤経 18h02.3m 赤緯 -23°02′
等級 9.0等視直径 15′ 距離 5600光年

M57 惑星状星雲

M57 リング星雲

こと座 9.6等　視直径 2.5’
HD800 Ra
M57 星図

M 57 (NGC 6720, PK 063+13, PK 063+13 1) 惑星状星雲 (環状星雲リング星雲ドーナツ星雲)
光度 9.0等視直径 1.15’ x 1.15’
赤経 18h53m35.1s 赤緯 +33ﾟ01’45" (J2000)

2023 6月の天文現象

	月齢	天文現象	観測結果
6/3	14.5	04時　火星とプレアデス星団の接近	有
6/4	15.5	12:42 〇満月（ストロベリームーン） 20:01 金星が東方最大離角	有
6/10	21.5	9:46 月と土星が接近	有
6/14	25.5	06時金星とプレセぺ星団が並ぶ	ー
6/16	27.5	細い月とプレアデス星団が接近	ー
6/18	29.5	13:37 ●新月	ー
6/21	2.9	細い月とプレセぺ星団・金星が並ぶ　国立天文台 23:58 夏至	ー
6/26	7.9	16:15 ◐上弦	ー
Comet		C/2023 E1 アトラス　10等台	ー

月齢は正午の値

6月の星空	見頃
星座	おおぐま座・しし座・おとめ座・てんびん座・うしかい座推し：かんむり座
星雲・星団	散開星団：M44プレセぺ星団、M13、M104、M5
惑星	金星、火星

<- 2023/5　　　今月　　 2023/7 ->

6/3　火星とプレアデス星団の接近

火星とM44の接近

5/31～6/6の火星の移動
6/4 火星がM44に大接近

6/3の予測位置
火星光度 1.6等視直径 4.6"
6/3 実写

2023/6/3 20:03
FS-60CB Ra

6/4 満月（ストロべリームーン）

満月の呼び名

ネイティブアメリカ
6/4 満月（ストロベリームーン）

2023/6/4 20:59
Nikon D600 200mm1.7ｘ
1000mm相当トリミング
画像処理で赤みを出しています

アメリカ合衆国・五大湖の西側に暮らすオジブワ族（インデアン）は、野生の木の実や種子を採集する暮らしをしていて６月頃に採集できるイチゴの収穫時期に昇る月のことを
指して呼んだ名称である

6/4 金星が東方最大離角

金星の満ち欠けと大きさの変化

東方最大離角時は太陽-金星-地球が直角となり、地球から見た金星が半月状に見えます。
金星　公転周期：223日
地球　公転周期：365日
会合周期　584 日
6/5 21:44

6/5 21:44 OM-1 8mm
21:44に撮影。金星が地平線に沈む時間は22:22ですが、山の稜線に沈むタイミングとなり金色ぽく明るく輝いていました。

6/14 金星がプレセぺ星団に接近

金星がM44に接近

金星 -4.4等　火星 1.6等

6/21　細い月とプレセぺ星団・金星が並ぶ

6/21 細い月がプレセぺ星団に接近

月齢 3.2 金星-4.4等火星1.7等
6/22 細い月と金星・火星が並ぶ

月齢 4.2 金星-4.4等火星1.7等

6月の明るい彗星

2023/6 C/2023 E1 アトラス

Epoch 2023 Feb. 25.0 TT = JDT 2460000.5
T 2023 July 1.10670 TT